やきものは、自由で、不思議で、なんて美しい！！ 

私たちは、無心で土と向き合う面白さや喜び、土が炎によって様々に生まれ変わる感動、焼き上がったやきものが暮らしに溶け込み、気ぜわしい毎日に安らぎのひと時を与えてくれる、こんなステキなやきものをより多くの方に伝えたいと願っています。

日本百名山にも選ばれた、霊峰 妙高山の麓に位置する「越後妙高」は、ウインタースポーツと温泉で名高い地です。また「妙高戸隠連山国立公園」の恵まれた環境の基に、北国街道の交流の文化や歴史的遺産、多くの芸術家や文化人、豊かな水が生み出す食文化など、古代から現代まで様々な文化を花開かせてきた地でもあります。

2022年、敬愛なる妙高でやきものの魅力を伝え、やきものの可能性を広げたいと、地元で活躍する異分野の仲間と繋がり、障害者福祉施設の入所者の皆さんの作品とコラボした最初の陶＋＋展を行いました。
そこで驚いたのは、あざとさのない自由な器に植え込まれた植物が、とても自然にマッチして見たことのない景色に変身していたこと。プロの素材の活かし方の斬新さに新たな可能性を感じました。

多様な繋がりで新たな価値を生んでいく作業。はじめは多少の違和感を感じ労力のかかる仕事ではありますが、こうしたアプローチに資する人材こそ、これからのまちづくりに必要なアーキテクトではないでしょうか。そんなプロジェクト型の学びの場としても機能したい考えです。

 陶＋＋プロジェクトは、参加者の心に残る「陶＋＋展」の開催を目指して活動しています。

令和5年5月